2012/03/09

3.21 いらない! 共通番号制 市民集会 東京・総評会館

3月21日(水)18:30〜

東京、神田、総評会館・2階 会議室

◎マイナンバー(私の背番号)法案を読む: 水永誠二弁護士

◎パネル討論: 田島泰彦(上智大教員)、清水雅彦(日体大教員)、石村耕治(PIJ代表)、黒田充(自治体情報政策研究所代表)ほか

2月14日、政府は、「マイナンバー(私の背番号)法案」を閣議決定し、国会へ上程した。法案を読むと社会保障の充実という大義名分すら消え失せ、「背番号」と「ID〔国民登録証〕カード」で、国家が国民情報をトータルに監視できるようにしようという内容だ。

私たち国民一人ひとりに背番号を刺青し「国畜」化する。国民は自分の「国畜」背番号を記したID〔国民登録証〕カードを常時携行しないと生活できない方向だ。ID〔国民登録証〕カードは、「現代版通行手形」になるはずだ。

ID〔国民登録証〕カードは、使えば使うほど、国家は、その個人の情報(ポイント)を手に入れられる仕組みだ。国家は、そのポイントをどうにでも勝手に使えることになっている。

加えて、住基ネットではなかった「情報連携基盤」(情報交換・照合システム)を構築するとしている。情報交換・照合システムとは、背番号で串刺しにして管理された国民情報を、本人に知らせることなく、役所間で自由に回し利用し、国民を「国畜」として徹底監視することがねらいの仕組みである。

「悪いことをしていなければ、恐がることはない」ではすまされない。こんな恐ろしい国民監視システムは絶対にいらない。

朝日や読売といった大新聞は、まったく批判的な報道もしない、“容認”の姿勢を貫いている。人権感覚が疑われるどこかの国のマスコミにそっくりだ。

マイナンバー(私の背番号)法案の劣悪な内容をしっかり理解し、国家が国民の人格をトータルに監視することをねらいとしたこの法案を廃案に持ち込まなければならない。

万難を排して、集会に参加しよう!!