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7月11日投開票の参議院選に向けた各党のマニフェストが、6月17日に発表された。
民主党は、消費税【の引上げ】を含む税制の抜本改革【増税】を打ち出した。菅首相は、「消費税率10%引上げ」にも言及した。マニフェストには書かないで、勝手に「暴走」発言をする。“思い込みの強い”この人物の性格面での問題点がアップされた感じだ。衆院選マニフェストでは「4年間消費税増税はない」とうたったはずではないか。財務省役人の指図で、「暴走」しはじめた。
この人物の“真意”は、“普天間問題隠し”だろう。世論を消費税増税へ引っ張って、煙幕を張って、普天間問題を争点からはぐらかしてしまおうというのが魂胆だろう。
実に、狡猾である。・・・・衆院選マニフェストでの公約違反は明らかだ。
また、民主は、従前から新たな背番号(共通番号)付に国民IDカード制導入をすすめていることは、ここに言うまでもない。
マスコミは、「民主、現実路線に??」と書く。だが、菅政権がいう「背番号導入と消費税増税」は、誰でもできる愚策。政権交代の意味がない。
財務省の役人が描いた筋書どおりではないか。財務省役人は、背後で高笑いしているに違いない。役人の言いなり政権そのものだ。政権発足当時の好感「市民運動の旗手が首相に・・・・」の“真価”が問われている!!
民主党の看板である「脱官僚政治」はどこへ行ったのか??
消費税は1%アップで、2兆5億円の税収を生む。5%もアップしたら、役所や役人は“節約”を忘れ、ムダ遣いに向けてバッコしだすに違いない。IT産業とタッグを組み、新たな公共事業として、背番号付IDカード制の導入、その後の精度アップだとか、国民IDカードの毎年更新とか、国民の人権侵害装置の強化に、巨額に無駄カネを投じることにもなろう。
「政治とカネ」の問題にはまったくメスを入れずに、新たな背番号を導入して、国民・納税者の監視を強化しようとする民主党の愚策も、本末転倒である。
さらに問題なのは、菅政権が唱える「社会保障で経済成長」の考え方だ。増税して官の関与の強い社会保障を手厚くしても、一般の産業が元気になるとは思えない。“公定価格”で取引される社会保障分野の産業を大きく育てても、新たな“公共事業”と化すに違いない。こうした“役所社会主義”政策も役人が筋書きを考えたのだろう。
むしろ、政府の関与を少なくし、自立した競争力のある利益の生む産業育成策が健全な道だと思うのだが・・・。
「自民党」も、消費税10%増税案、社会保障番号カード導入の政策。「みんなの党」も、増税には慎重だが、社会保障個人口座を開設し社会保障電子通帳を交付、社会保障番号の導入の愚策を説いている。
自民は、自分らが政権担当していたときに散々バラまきして、今の悪化した財政をつくり出したんだろうに・・・・。全員、歳費(給料)を返上して懺悔しないといけないんだろうに!!
民主党とか財政当局などは、「消費税(付加価値税)率、ヨーロッパ諸国では軒並みに二桁台。5%の国は日本だけ」とかいう?? だが、菅政権がすり寄るアメリカは、消費税(付加価値税)を導入すらしていない。所得税(直接税)中心主義のアメリカが、わが国以上に“衰退”しているのだろうか?? いい加減な国際比較はやめなければいけない。
要するに、直接税中心主義では、税収をあみ出すためには、景気、経済運営に政治の手腕が問われる。そうした手腕のない政権にとっては、景気に左右されない、消費税アップが手っ取り早い・・・・。
市民運動の旗手が首相になると、「増税と背番号万歳」になる?? 市民運動の旗手も権力を持ちすぎると、“変身”、市民を苦境に陥れることを平気でするようになる、ということだろう。
民主党は、今の消費税率5%〜倍の10%増税を平気で口にする。住基ネット・住民票コードに加えて、新たな背番号制の導入、国民登録証(ID)カード【現代版電子通行手形】導入で国民の移動の自由を縛る“愚策”をすすめる・・・・・。
私たち市民・納税者は、よ〜く“吟味”して投票する必要がある。
Big Brother
【PIJ事務局から追記: 日本の納税者主権の立場から税法学を論じてきた北野弘久先生が、6月17日、他界されました。北野先生は、消費税増税や背番号導入に反対され、「納税者の権利」を説いてきた学者です。市民の見方と思われていた民主党政権が、消費税大幅アップや背番号制の導入など、大きな“変節”を発表した同じ6月17日に他界されたことは、大きな時代の流れを感じます。心から北野先生のご冥福をお祈りします。合掌】
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7月11日投開票の参議院選に向けた各党のマニフェストが、6月17日に発表された。
民主党は、消費税【の引上げ】を含む税制の抜本改革【増税】を打ち出した。菅首相は、「消費税率10%引上げ」にも言及した。マニフェストには書かないで、勝手に「暴走」発言をする。“思い込みの強い”この人物の性格面での問題点がアップされた感じだ。衆院選マニフェストでは「4年間消費税増税はない」とうたったはずではないか。財務省役人の指図で、「暴走」しはじめた。
この人物の“真意”は、“普天間問題隠し”だろう。世論を消費税増税へ引っ張って、煙幕を張って、普天間問題を争点からはぐらかしてしまおうというのが魂胆だろう。
実に、狡猾である。・・・・衆院選マニフェストでの公約違反は明らかだ。
また、民主は、従前から新たな背番号(共通番号)付に国民IDカード制導入をすすめていることは、ここに言うまでもない。
マスコミは、「民主、現実路線に??」と書く。だが、菅政権がいう「背番号導入と消費税増税」は、誰でもできる愚策。政権交代の意味がない。
財務省の役人が描いた筋書どおりではないか。財務省役人は、背後で高笑いしているに違いない。役人の言いなり政権そのものだ。政権発足当時の好感「市民運動の旗手が首相に・・・・」の“真価”が問われている!!
民主党の看板である「脱官僚政治」はどこへ行ったのか??
消費税は1%アップで、2兆5億円の税収を生む。5%もアップしたら、役所や役人は“節約”を忘れ、ムダ遣いに向けてバッコしだすに違いない。IT産業とタッグを組み、新たな公共事業として、背番号付IDカード制の導入、その後の精度アップだとか、国民IDカードの毎年更新とか、国民の人権侵害装置の強化に、巨額に無駄カネを投じることにもなろう。
「政治とカネ」の問題にはまったくメスを入れずに、新たな背番号を導入して、国民・納税者の監視を強化しようとする民主党の愚策も、本末転倒である。
さらに問題なのは、菅政権が唱える「社会保障で経済成長」の考え方だ。増税して官の関与の強い社会保障を手厚くしても、一般の産業が元気になるとは思えない。“公定価格”で取引される社会保障分野の産業を大きく育てても、新たな“公共事業”と化すに違いない。こうした“役所社会主義”政策も役人が筋書きを考えたのだろう。
むしろ、政府の関与を少なくし、自立した競争力のある利益の生む産業育成策が健全な道だと思うのだが・・・。
「自民党」も、消費税10%増税案、社会保障番号カード導入の政策。「みんなの党」も、増税には慎重だが、社会保障個人口座を開設し社会保障電子通帳を交付、社会保障番号の導入の愚策を説いている。
自民は、自分らが政権担当していたときに散々バラまきして、今の悪化した財政をつくり出したんだろうに・・・・。全員、歳費(給料)を返上して懺悔しないといけないんだろうに!!
民主党とか財政当局などは、「消費税(付加価値税)率、ヨーロッパ諸国では軒並みに二桁台。5%の国は日本だけ」とかいう?? だが、菅政権がすり寄るアメリカは、消費税(付加価値税)を導入すらしていない。所得税(直接税)中心主義のアメリカが、わが国以上に“衰退”しているのだろうか?? いい加減な国際比較はやめなければいけない。
要するに、直接税中心主義では、税収をあみ出すためには、景気、経済運営に政治の手腕が問われる。そうした手腕のない政権にとっては、景気に左右されない、消費税アップが手っ取り早い・・・・。
市民運動の旗手が首相になると、「増税と背番号万歳」になる?? 市民運動の旗手も権力を持ちすぎると、“変身”、市民を苦境に陥れることを平気でするようになる、ということだろう。
民主党は、今の消費税率5%〜倍の10%増税を平気で口にする。住基ネット・住民票コードに加えて、新たな背番号制の導入、国民登録証(ID)カード【現代版電子通行手形】導入で国民の移動の自由を縛る“愚策”をすすめる・・・・・。
私たち市民・納税者は、よ〜く“吟味”して投票する必要がある。
Big Brother
【PIJ事務局から追記: 日本の納税者主権の立場から税法学を論じてきた北野弘久先生が、6月17日、他界されました。北野先生は、消費税増税や背番号導入に反対され、「納税者の権利」を説いてきた学者です。市民の見方と思われていた民主党政権が、消費税大幅アップや背番号制の導入など、大きな“変節”を発表した同じ6月17日に他界されたことは、大きな時代の流れを感じます。心から北野先生のご冥福をお祈りします。合掌】