2010/01/29

“納番問題”で、政治もマスコミも、“稚拙”

 峰崎財務副大臣(自治労出身)が、1月21日の記者会見で、2010年秋の臨時国会に納税者番号(納番)・社会保障番号を導入する法案を出す方針を打ち出した。菅直人財務大臣の指示で、前倒しして検討、5月の連休をメドに制度導入を決めるという。

 ますます稚拙で、“自由”のない民主!! 河村名古屋市長が、「労組出身議員がこの問題での民主党の政策を取り返しのつかない方向へ引っ張っている」との感想を漏らしていたが、理解できる。

 菅氏も、「背番号導入が手柄か?」 変わったものだ。住基ネットに反対し、「市民が主役」を唱えていた政党や幹部が、いまや財務省の役人の側だ・・・・。国民・納税者の番号監視の仕組みづくりに狂乱しているのだから・・・・。

 労組出身の財務副大臣が、国民監視システムのマスターキーになる「番号導入」万歳論者。でも、この方も、党首の贈与税脱税問題や、自宅の金庫の現金貯めこんでいるドンにははっきりものを言わない連中と同類。・・・・むしろ、こうした連中に番号つけて監視しなければならないんだろうに??・・・・・。

 そもそも、「政治とカネ」に汚染したこの政権には、「「納番」なんぞ、論じる資格はない!!

 財務省記者クラブのA新聞の記者が、「納番についてインタビュー」したいとか。会ったまではいいのだが・・・、ほとんど予習もしてこない。PIJのブログをサーフすれば、問題の本質は理解できるのに・・・・・。 納番についての知識は・・・・ほぼ皆無?でも、インタビューにやってくる。・・・“学級崩壊”、イヤ“インタビュー崩壊”。対話が成り立たない!!

 その記者いわく、「手短に賛成論、反対論をまとめたい」、「あなたはあらゆる番号に反対なのか」等々・・・・。しかし、こちらからの質問には、まったく答えられない。チンプンカンプン!!

 30歳こえているのに・・・・。 “タダ”で講義をするのはいいとしても、こうした若い「学生」よりも稚拙な「社会人」には、立腹!!・・・・新聞記者だから「驚き」だ。

 こんな程度で、記事書かれたらたまらない。・・・・・急きょ、“授業”打ち切りに。・・・・でも、これも、“愛のムチ”。この記者の“教育”のため!

 ・・・納番の基本をしっかり予習して、また“授業”に来たらいい。Any time, Welcomeだ。 しっかりした議論をしようではないか。 

        PIJ事務局聴き取り係