2009/08/11

総務相、住基ネット不参加で、福島県矢祭町に是正要求指示へ

 佐藤総務相は、8月11日、住基ネットに接続していない福島県矢祭町(古張允町長)に対し、住民基本台帳法に違反しているとして、地方自治法245条の5〔是正の要求〕に基づき、是正を要求するよう、11日に佐藤雄平福島県知事に指示した。

 知事から要求があった場合、矢祭町は法的に是正を義務づけられる。しかし、従わなくとも、罰則はない。

 地方自治法に基づく是正指示権を国が発動するのは、今年2月の住基ネット不参加の東京都国立市に次いで2度目。国立市は都から是正要求を受けたが、断固拒否の姿勢を堅持している。

 矢祭町は、情報漏えいへの不安などを理由に、2002年8月の住基ネット稼働時から接続を拒否。

 03年6月と今年〔09年〕3月に、福島県が地方自治法245条の6〔是正の勧告〕に基づいて是正勧告したが、応じなかった。

 東京都杉並区の住基ネット不参加が住基法違反とする東京高裁判決が、昨年〔08年〕7月に最高裁での確定を受けて、杉並区は今年〔09年〕1月に接続した。

 現在、接続していない自治体は国立市と矢祭町。

  ガンバレ、古張允・矢祭町長!! 今や、住基ネットは、社会保障番号ICカード、電子私書箱等々、「国民のプライバシーの総合監視・侵害システム」構想に数珠繋ぎの方向だ。 

 矢祭町長や国立市長には、役人・IT企業・御用学者が組んですすめている「ストップ・ザ・電子収容所列島化策」の船頭役を続けて欲しい。

 今回の「是正要求」は、総選挙前にして、佐藤総務相を操縦している総務省役人の悪あがきか?? 

 総選挙で勝利がうわさされる民主党?、かつて住基ネット導入のための住基法改正に反対していた・・・・・。 だが、変節した今は、マニフェストにまで「背番号万歳」を掲げている始末。

 民主党が勝利しても、 ますます状況悪化の気配も?? 勝利したら、総務省の役人に牛耳られ・・・“是正指示に応じない市町村には罰則をかす・・・・”といった悪夢が “正夢”にならないとも限らない。 ・・・・・まったく正体不明だ??

 “政権公約”って何??・・・・“政権とる選挙ときだけの公約”・・・・。 

 次の選挙での政権公約では、変節も可・・・・ということなのか??

 さあ、名古屋市はどうする?? “地方自治は、中央から降ってくるものでなく、闘って勝ち取るものだが・・・・”

               Big Brother