2012/10/26

宴の後の反動

国民は長期の自民政権政治に失望し、民主党政権を誕生させた。だが、野田政権は、役人の言いなり、消費税増税など、政権マニフェストを紙くず同然にした。多くの仲間も離れていった。今、劣化してしまったこの政権を積極的に評価するのは難しい。多くの国民はこの政権を見放している。

問題は、幼い連中の集まりの民主党政権の失敗がナショナリズムを鼓舞する政治家のオンパレードにつながっていることである。80歳台の政治家が憲法廃棄、明治憲法の復活??・・・を唱えるのは勝手としても、この国が国際的に受け入れられない反動的な国家となるのはいただけない。

現在のマスメディアの影響もあるのであろう。国民は、ポピュリズムに弱く、迎合的でもある。しかし、私たちは、平和国家の方向性を誤らないように、政治の“目利き”にならなければならない。

PIJ事務局