2009/04/16

漢検問題と「市場経済」での公益法人の経営

【財団法人日本漢字能力検定協会問題と「市場経済」での公益法人の経営】

財団法人「漢検」の私物化が問題になっている。 確かに、ガバナンス、ファミリー企業との取引など いただけない面も多い。

当初は、株式会社でやっていたようだ。 その後、任意団体を設立し、財団法人の許可を受けた。 漢字ブームに乗って、業績を伸ばしたようだ。

結局、財団法人という「官」のお墨付きを得て、 成長したということだろう。ただ、ここまでうまく 行くと、やっかみも出てくる・・・・。 役所にも“おいしい天下り先”に見えてくる。

創業者一族の親子を追い出し、乗っ取り大作戦敢行・・!!

役所のお膳立てもたいしたものだ。

多くの公益法人は、役所配下の“官益法人”。 補助金を生命維持装置に、“官製経済”の中で うごめいている・・・・。ガバナンスが怪しい のに、お咎めなしもたくさんある。

一方、「漢検」は、“市場経済”の中で、勝負した。 だが、商売上手が、裏目に出た。天下り役人でも 入れておけばよかったのかも・・・・?? ファミリー企業との取引も、こんなに問題に されなかったのかも・・・・・。

「公益法人」って、補助金漬けで、貧乏な方が健全?? マスコミがつくりあげる「公益法人像」には異議あり!!

“市場経済”での公益法人の経営はどうあるべきかは、 熟考が要る。

役所の配下で生きるのは本当に難しい・・・・・。

Profish